NICENESS

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こんにちはシットです。

NICENESS AW25 COLLECTION

７月２６日（土）店頭発売

Fictional Realities

幼い頃に外国と言われて思い浮かべたのはいつもアメリカでした。週末に名残惜しさを感じながら家族で見た日曜洋画劇場、物心着いた頃に初めて買ったジーンズ、ミリタリーキャンプの近くでしか飲めないジュースの味。アメリカに纏わるカルチャーは常に身近にあって高揚感を与えてくれるものでした。

昨年、久しぶりにアメリカの地を踏みしめました。中でもロサンゼルスでのダウンタウンから広大な土地を車で駆ってジェシュアツリーを目指したロードトリップは今回のコレクション制作の原点となりました。これまで聴いてきたアメリカの音楽をBGMにした道中は過去と現在を振り返る貴重な時間となりました。

今シーズンは1990年代の映画にインスパイアされ、一つの物語を紡ぐようにコレクションを構成しました。現実と虚構、不確実性と確実性、時間認知の歪みをテーマに前衛的かつユーモラスな表現を行なっています。デヴィッド・リンチ、デヴィッド・フィンチャー、テリー・ギリアム、勅使河原宏、小松崎茂といった作家たちから受けた影響が色濃く反映されています。

ロボットタクシーが走り、日常に必要なありとあらゆる機能が手のひらのデバイスに収まっている現代は子供の頃に見たSF映画のような世界です。しかしのそ裏には目を背けたくなる社会情勢や不確実性に満ちた混沌とした現実が横たわっています。今の世界に思うこと、感じることをシュールレアリスムのアプローチで表現しました。

レオナルド・ダ・ヴィンチの思想形態系を記述した文献に「芸術とは現実を模倣するものではなく、フィクションを真実にする力である」とあります。コレクションには秘匿性のあるメッセージやモチーフを散りばめ、相反する質感や色調、和洋折衷のカッティングや二面性といったキーワードのもとデザインを行いました。世界観を練り上げたフィクション映画のように、見る人に高揚感や緊張感、時にはユーモアや示唆を与える、そんなコレクションを目指しました。

NICENESS

以上プレスリリースより

初回入荷は、デッドストックファブリックを使用したアウター的な要素もあるプルオーバーのジップシャツ。ミリタリーアイテムをリファレンスとしたトラウザー。昨シーズン好評をいただいたタクティカルジャケットもアップデートされ登場します。もちろんUMAシリーズも！入荷します。ナイスネス25AWコレクションスタートです。皆さまもご一緒にお楽しみいただければ嬉しく思います。